収録曲
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ふたり
作曲/結月そら 編曲/徒雅 -
Tomorrow Sunshine
作編曲/徒雅 -
鏡の残像
作編曲/徒雅 -
小さな花
作編曲/徒雅ハトハル -
プラネタリウム
作編曲/OdiakeS
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マーメイド
作編曲/Manack -
mother
作編曲/徒雅ハトハル -
まあるいゆめ
作編曲/じょにー=N -
tir na nog*~Turning point~
作編曲/徒雅
リンクバナー
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スタッフ紹介
企画・制作 | Soranetarium |
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ボーカル・コーラス・作詞 | 結月そら(Soranetarium) |
イラスト | 田中まこ |
作曲・編曲 | 徒雅(Locus Note) ハトハル(Locus Note) OdiakeS(ARS NOVA) Manack じょにー=N(クロマクロム) 結月そら(Soranetarium) |
編曲 | 徒雅(Locus Note) ハトハル(Locus Note) OdiakeS(ARS NOVA) Manack じょにー=N(クロマクロム) |
レコーディング | 徒雅(Locus Note) ハトハル(Locus Note) OdiakeS(ARS NOVA) Manack じょにー=N(クロマクロム) 五条下位(SYNC.ART'S) 折倉俊則(I.L.C-Image Leaf Craft-) 岩渕喜仁 |
演奏 |
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ミックス | 徒雅(Locus Note) ハトハル(Locus Note) OdiakeS(ARS NOVA) Manack 岩渕喜仁 |
マスタリング | 岩渕喜仁 |
協力 | Locus Note |
パッケージデザイン | Una(Fatalita Aletta Lotta.) |
WEBデザイン | つぶ(メインデザイン・コーディング・動画編集) 紅茶(アシスタントデザイン・コーディング補助) |
制作秘話
1stアルバムを出してから半年たった夏頃。 私は何かしら焦りを感じてしまっていました。 サークルを作った手前、何か作らなきゃ、っていう。
サークルが出来たのに、新作がない状態が続くことが不安だったり、 新作を頻繁に出し続ける周囲の流れに乗ろうと必死だったのです。
作曲には徒雅くん、ハトハルくん、 そして、OdiakeSさんやManackさん、じょにー=Nさんにもご協力いただいて、 制作が開始しました。
こだわりがあって、それはひとつ、「全て結月そらの言葉にすること」。 私の綴る言葉が、どこまで伝わるか分からないけれど、 歌はある意味、コミュニケーションのひとつだとも思っていて、 だからこそ、私という人物、価値感を伝えるには、それが一番の手段だと感じました。
この当時は焦りすぎていて、色々上手くまわりませんでした。 周囲にも迷惑をかけっぱなしだったし、気遣いの気の字もなかったのではないかな、と思うのです。 それでも、そんな私に協力して下さった皆さんの温かさは、感謝しきれないほどです。 歌詞の内容を見ても、自分の心が暗い状況に陥っていたのか、それがとても良く分かります。
■弱い、だけど強い。寂しい、だけど嬉しい。その狭間。
マイナスでしかないかも。プラスに思えても、辿り着く先はマイナスしかないかも。でも、マイナスとマイナスは、プラスなのです。 誰だって生きていたら、落ち込むこともあるし、落ち込んでいるからといって、笑顔になれないわけじゃない。ジブリの映画、魔女の宅急便の、 有名なキャッチフレーズ、「落ち込むこともあるけれど、私は元気です。」これってすごく素敵な言葉だと思いませんか?私はこの言葉が大好きです。大きな悩みを抱えたり、向かってくる試練に、少し強がっているようにも思えて、元々の芯の強さのようにも思えて。暗い言葉にも、明るい言葉にも聴こえる感じ。
私は、落ち込んだり泣いたり怒ったり笑ったり、とにかく年中感情が忙しいです。人に比べると、気にしすぎな性格が災いして、泣いたり怒ったりして悩んでいることが多いかもしれません。悩んでばかりいることを、マイナス思考、ネガティブ、という人もいるけれど、私はそう言う風に思ってません。悩んでいる時は、解決策を見出そうとしているのであって、気持ちは前を向いているから。悩みや愚痴を吐き出すことは、心の許容範囲が、その事柄に追いつかないからだとも感じています。引き算で物事を考えるか、足し算で物事を考えるか、割り算か、掛け算か、そもそも感性だけで捉えるか。その価値感、そして価値感に対する評価も十人十色です。
当時、人間関係に悩まされる出来事が沢山ありました。 傷つくことも、傷つけたことも、疑ってしまったことも、疑われたことも。 とにかく、色々なことがありました。今でこそ、笑い話になる出来事もあるのだけど、 当時はそんな風には、とてもじゃないけれど思えなくて。
明るいアルバムの方が聴いていて楽しいかな、ポジティブな内容の方が、受け入れてもらいやすいかな、と、アルバムの傾向に一時期悩みました。だけど、日常生活の中で、明るい言葉ばかり連ねている作品も、時に暗く感じることもあるし、太陽がさんさんと輝いている青空の下でも、心にまで日が差し込むことはなくて、涙が溢れちゃうこともあり、逆に、暗い言葉ばかり連ねていても、その先に光を見出せることもあるし、月明かりの下、癒されて、心がすぅーっと軽くなることがありました。
慰めてくれたり、腕を引っ張ってくれる歌もたまにはいいけれど、自分の悩みを、こっそりと相談しちゃう歌なんていうのもいいじゃない、そんな風に、開き直りました。
■人と人の関わりがあってこそ。
人間関係が大きなテーマになったとも言えるこの作品。田中まこさんにイラストをお願いする際には、男の子と女の子を描いていただきました。向かい合う形で。その間には、まこさんが描く平和や優しさの象徴でもある白い小鳥が眩い光に包まれています。紫色の少し暗い世界を、中和するように輝く光。tir na nog*の世界にぴったりの絵を描いていただきました。まこさんによる、直筆の水彩イラストでした。そして、作品を象徴するジャケット、ポスターやロゴデザインを、Una.さんにお手伝いいただきました。
■ティルナノグという作品。
ティルナノグは、一方的に私の悩みごとを、心情を皆さまにご相談する作品になりました。その一方で、タイトル曲では、私なりの気持ちの切り替え方、心のターニングポイントを、描いています。共感していただけたら嬉しいし、「そんなのだめだよ!」って思ってくれたらそれも嬉しいし、「めんどくさいなぁ」と思ってくれたら、それもまた嬉しいし、暗い部分をさらけ出すのって、怖いけれど、身近になれる要素もあるかなと思います。結月そらという人間のダークな一面を楽しみたい方には、是非聴いていただきたい作品です。