philos*sophia-Starting point-

※歌詞は1番のみです。

セルフライナーノーツ

この曲は、ちょっと、というか、かなり、長くなります。
はじめてのアルバムのタイトル曲。
この時は、絶対これをテーマにしようと決めていました。
高校生の頃の詩、誕生の時の記憶を辿って描いたものです。

誕生の時の記憶って、覚えていますか?
2歳くらいまでの子だったら、覚えている子もいるそうです。
多少言葉を話す子だったら、
生まれた瞬間を頑張って表現しようとするそうです。
大体は、そんなことを聞かれたりはしないまま終わり、
いつしか忘れてしまうそうなのですが、
稀に聞かれることで、脳が刺激されて、記憶に僅かに残ることがある、
と聞いたことがあります。

一番古い記憶を辿ろうとすると、引っかかる光景がありました。
3歳くらいの時の記憶を境にそれ以上遡れないかと思ったのですが。

暗いのだけど、不思議な場所にいて、
例えようのないほど全身が痛くなって、
苦しくて、苦しくて、そうしたら、星のようなものが見えて、
その星に飛び込んで真っ白になる、というもの。

それが生まれた時の記憶だとするのなら、
と思って、それを忘れないように、詩に残したのです。

その詩が、これです。

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ある日突然この星に生まれるために僕はそっと降り立った
遠くに染まる朝焼けの海の街
話しかける鼓動が聴こえる真っ暗な狭い海の外へと
まぶしい光を目指して 始まった僕の永遠

気づいてた
分かってた
自分が何処から来たのか

忘れてた
消えていた
存在を手にしてから

高い丘から故郷(まち)を眺めてオレンジの景色が目に映る
遠くに染まる夕焼けの海の街
もしも光がなかったなら僕らはこうしていられるだろうか
まぶしい命を目指して 始まった僕の戦い

信じてた
感じてた
今を生きる大切さ

失った
無くしてた
存在の時忘れてから

奇跡だって気づいた
そんなこと分かってた
地球が太陽の下(もと)に
誕生して 育まれた 命の糸を

奇跡だって信じた
そんな風に感じてた
永い時空の中ここで
抱きしめて 吸い込んだ 光の空気

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この詩を元に、折倉くんに曲を作っていただいて、
そして、歌詞として楽曲にのせていただきました。

もし、この楽曲がお手元にある方は、
この詩とも照らし合わせていただきたいなぁと思います。

生まれることは、夢への始まり。
生まれることは、死への始まり。
私のはじめてのアルバムの誕生は、
私が伝えたいことを歌で伝えて行くことの始まり。
折倉くんは、最初は「philos*sophia」だけだったタイトルに、
出発点、という意味を込めて、サブタイトルをつけてくれました。

このサブタイトル方式、個人的に気にいってしまって、
以後いくつかの関連作品で、
タイトル曲に使用されるようになりました。

実ははじめて、ミックスされたものに、意見をしてみたのもこの作品。
私が歌を続けるにあたり、自分の作品へのこだわりについて、
深く考えさせられる作品にもなりました。